妊婦の方にRSウイルスワクチンの接種を行っています

2024年10月21日|お知らせ(産婦人科)

●RSウイルスとは

RSウイルス感染症を引き起こすウイルスで、2歳までにほぼ100%が初感染します。
症状は発熱、咳、⿐⽔、くしゃみなど様々で、成⼈にとっては⾵邪程度で済むことがほとんどですが、特に6か⽉未満では重症化しやすく、肺炎、無呼吸、急性脳症なども引き起こします。
⽇本では、年間12〜14万⼈の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、そのうち約4分の1が⼊院を要しています。
RSウィルス感染に対する治療薬は今のところなく、対症療法が主な治療となります。

●RSウィルスワクチン(アブリスボ®︎)について

このワクチンを妊娠中に接種することにより、RSウイルスに対する抗体が⺟体で作られます。そして抗体が胎盤を介して胎児に移⾏することで、新⽣児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患を防ぎ、肺炎などによる入院率を減らすことができます。

RSウィルスワクチンについての詳しい説明、接種をご希望の方はお気軽に相談ください


  • 接種対象 妊娠24週から36週の妊婦(推奨は28週から
  • 接種回数 1回
  • 接種方法 筋肉内注射
  • 接種費用 29,200円(税込み)

かかりつけでない妊婦さんにも接種を行なっています。ご希望の方は、お電話にてお問い合わせください。